ドキュメンテーションアーカイブのみち

事業1

1. フェスティバルの理念と運営

平成27年度は芸術祭3年目にあたり、過去2年間と同様に各専門分野の事業担当者の活動に加え、過去2年間で育成してきた人材(シニア・フェロー)の企画による活動(④と⑦)を展開しました。また「記憶」「デモクラシー」「個人」というコンセプトにあらためて焦点をあて、芸術祭のドキュメンテーションおよびアーカイヴに対する要請と議論を受けた活動⑧「ドキュメンテーション/アーカイブ」を新たに設けました。

活動記録

●オープニング連続イベント アート・フェスティバル基礎講座
「アート・フェスティバルに学ぶ」

場所:大阪大学中之島センター

○全体の事務説明
2015年6月27日(土)14:45-15-45

○「狭義・広義のアートマネジメント」
2015年6月27日(土)16:00-17:00
講師:蓮行(大阪大学コミュニケーション・デザイン・センター)

○「伝統芸術の現代化」
2015年6月28日(日)13:00-14:00
講師:永田靖(大阪大学文学研究科)

○「音/身体/メディアをめぐるワークショップ」
2015年6月28日(日)14:15-15:15
講師:伊東信宏(大阪大学文学研究科)

○「国際イベントの運営−芸術と共生−」
2015年7月4日(土)13:00-14:00
講師:富田大介(追手門学院大学社会学部/大阪大学国際公共政策研究科)

○「アーティスト・イン・レジデンス」
2015年7月4日(土)14:15-15:15
講師:シニア・フェロー

○「都市魅力創造と芸術祭」
2015年7月5日(日)13:00-14:00
講師:木ノ下智恵子(大阪大学コミュニケーション・デザイン・センター)

○「伝統芸術の現代化」説明
2015年7月5日(日)14:15-15:15
講師:シニア・フェロー

○「ドキュメンテーション/アーカイヴ」
2015年7月11日(土)13:00-14:00
講師:古後奈緒子(大阪大学文学研究科)

○「アートの価値をめぐる諸問題」
2015年7月11日(土)14:15-15:15
講師:田中均(大阪大学文学研究科)

○「想像の身体と想像の共同体」
2015年7月12日(日)13:00-15:15
講師:カイ・ファン・アイケルス(ベルリン自由大学)

●クロージング・シンポジウム
開催日:2016年3月6日(日)14:00-17:00 @大阪大学中之島センター
講師:講師:森昌槻(NPOグリーンバレー)


デザイン:津村長利(シニア・フェロー)

○リサーチ
クロージング・シンポジウムに向けてのリサーチ
2016年2月11日—12日

アートインレジデンスは誰のためにあるのか?
アートインレジデンスは地域に新しい仕事や産業を生むものではない。続けていくためには公共の補助や助成がなくてはならない。そして、最後の方で聞いた「搾取されるのはアーティストだけ」という言葉が心に残っている。公共のお金も途中でなくなり、アーティストの手元に残るのはほんの少しだけ。だけど、アーティストは自分の名前が出る作品に手を抜くことは出来ない。最悪、持ち出しもある。アートインレジデンスは誰のためにあるのか?まだ答えは出ない。
津村長利

思った以上に緩やかな空気を感じた神山町でした。
初対面でしたか?私たち?そんな人懐っこさがアーティストや企業の方に愛されているのかもしれないな。
いろんなヒントはとっても簡単なところにあるのかもしれない。
日笠弓